Ossianさんの声

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「くじら」の利用歴は5年目を超えたOssianと申します。

外資系IT企業のローカリゼーションの専門職を退職したあと5年近くフリーランスの翻訳者を続けたのですが、「社会復帰」を考え始めました。元来の持病である双極性障害の悪化を懸念して、いっそのこと障害者手帳を取得して障害者雇用を探し始めました。

ハローワークで一般企業の障害者雇用枠のほかに就労継続支援A型事業所が制度として存在することを教えられて、数多あるA型の中からIT関連の業務を擁する新宿区の「株式会社くじら」を選んで見学・面接を受けることになりました。

「生き馬の目を抜く」と言われたIT業界の専門職を1日12時間、週6日、馬車馬の如くに働き抜き、日米欧の世界4拠点を駆け回った阿修羅の如き激務の日々から解放されて、1日4時間就労を原則として週5日、1週当たりの労働時間が20時間の「障害者」としての就労生活が始まりました。IT業界つながりで何となく業務フローにも違和感なく馴染めたのが「くじら」選択の動機だったと思います。「くじら」の就労環境に即して言うと、絶対就労時間が少なくて、しかも業務的なノルマもなく、管理職を務めるわけでもないので、心身の調子を整えつつ「社会復帰」を目指す利用者にとっては最適の職場だと一推しします。

「くじら」のワークライフバランスのとれた働き方の中で、わたしのライフワークとするNGO活動に割ける時間が飛躍的に増えたのは、くじら就労のメリットの二つ目だと断言することができます。このNGOでの研究・執筆活動は実は「業界人」にも注目されておりまして、フレキシブルな生活枠で時間の有効活用をしてきたので学術的な成果もモノにできたのだと確信しています。

さてさて、世はコロナ禍一色となりまして、STAY AT HOMEの在宅時間は自分の実力をつけることに専念したいのですが、2021年の春学期の就学を目指して「くじら」で働きながら学習継続の可能なパートタイム修士のオンライン大学院で英国現代史をテーマにして国際関係学を学ぶ予定です。そんな融通の利くところが「くじら」の職場としての良さですね。

「くじら」では、大きなくくりで言うと、Webマーケティングの素材となるマーケティング文章を執筆するWebライターのような仕事を主に担当してきました。たとえば、洋酒キニーネの紹介記事500文字を書くのに原産国キューバのスペイン語のサイトを探し出して文章を書き上げたことは「くじら」での業務のなかでは自己ベストの一つかもしれません。「くじら」の業務では英語力を求められることはまずないのですが、クライアントの要求事項のなかにGoogle翻訳のバックグランドで走っている人工知能のアーキテクチャBERTを知っていないと前に進めない内容のものがあったときはGoogleの関連論文を調べ上げて「くじら」の業務フローにフィードバックしたこともあります。

現在は、秋葉原にあるサテライトオフィスで中古PCジャンクショップのバックヤードに籠って働いています。サテライトオフィスのバックヤードでは、古くなったデバイスを清掃して袋詰めするという地道な「商材作り」の日々を送っていますが、まさに前職の半導体関連業界の知識と経験が活かせる現場に巡り会えてこれはこれで驚きの毎日です。たとえばソフトウェア開発におけるウンチク話しに花が咲くこともしきりです。「C++の画像処理ライブラリから何々のルーチンを呼び出して」云々などと地道な商材作りの手を休めずに雑談をしています。自分の持ち味が十全に開花させられる「くじら」は相当に魅力的な職場だと思います。

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