みっきいさんの『……アマゾン』第0話【企画書のようなもの】
まだ元号が昭和だった頃、ひとつの特撮ドラマが放映されました。 「仮面ライダー」シリーズの問題作「仮面ライダーアマゾン」です。 それまでの仮面ライダーは「変身!」と叫んでから仮面ライダーになるのですが、アマゾンは違います。 「アーーマーーゾーーン!!」と叫ぶのです。そして、異形の仮面ライダーアマゾンに変身するのです。 そのインパクトは、当時の仮面ライダー好きにとって強烈に脳裏に焼き付けられました。
そして、ときは平成に移り「仮面ライダークウガ」から再び始まった「平成仮面ライダー」シリーズ。 その中で、平成仮面ライダーシリーズを制作していたスタッフのもとへ「コラボできないか?」と声をかけた企業がありました。それがネットショップの最大手「Amazon」だったのです。 企画会議の中「せっかくAmazonさんとコラボするのだから、仮面ライダーアマゾンを平成版でRebootできないか」という嘘のような本当の話がまとまって、アマゾンプライムビデオ限定公開として制作されたのが『仮面ライダーアマゾンズ』です。
僕は何の気無しに「アマゾンプライムビデオ」に加入していたので、何の気無しに「仮面ライダーアマゾンズ」を見始めたのですが……あまりにも面白かったので一気にのめり込んでしまいました。
平成版の仮面ライダーアマゾンは「アーーマーーゾーーン!!」とは叫びません。 「……アマゾン。」と、呟くように言うのです。そして、うっすらと笑みをたたえながら。
さて、ここからが本題です。 アマゾンプライムビデオには、数多くの映像作品が公開されています。 その中には僕が敬愛する「仮面ライダーアマゾンズ」のような隠れた名作がゴロゴロとあります。 そんな作品たちを、私みっきいさんが前のめりに偏愛120%でご紹介したいと思い、くじらミュージアムの片隅をお借りすることになりました。
タイトルは みっきいさんの『……アマゾン』 です。