利用者山内洋介さんの声

くじら利用者山内さん
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僕、山内洋介は株式会社くじらの一員として、A型事業者として、みなさんと一緒に勤務させて頂いて居ます。数年前に、心身共に疲弊し、鬱症状や倦怠感、自律神経の失調を訴えはじめ、精神科に通うようになりました。

それまでの僕は、東京の狛江というところで一人暮らしをしながら、音楽活動をして居ました。

これまでに3枚のCDアルバムや、4枚のアナログレコードをリリースして居て、1st albumの『BRAND NEW OCEANS』は2011年の渋谷ツタヤが選ぶベストアルバムにも選ばれました。

これまでの僕の経緯としては、21歳の頃に、東京は原宿にある、『ヒコ・みづのジュエリーカレッジ』と言う専門学校を卒業して、ジュエリー職人として、三年ほど勤めました。そこで、色々な職人さんの仕事を見てきて、仕事のレベルと言うものを学びました。この経験は、僕の音楽創作活動に大きな影響を与えてくれました。

ほとんど楽器の経験が無かった僕ですが、音楽への情熱はとても強く、こと黒人音楽への関心は憧れほどに強いものでした。

ジュエリー職人として『モノづくり』のイロハを学んだ僕は、次第に自分の音楽をカタチにして行きたいと思うようになり、友人の他界が引き金となり、自分の人生を生きるべく、27歳にして脱サラ。ミュージシャンへの道を選ぶ事になりました。本当に苦しい道のりでしたが、やがて僕は、世界の名だたるジャズミュージシャンを排出してきた名門『ブルーノート』の舞台へ活躍の場を広げるまでに成長しました。

そこで、注目を浴びるようになった僕ですが、やはりキャリアの短さは致命的となり、現場に呼ばれては外される、苦悩の道に立たされます。音楽仕事の不規則な生活、思っても見なかったハードワークは次第に僕の心も身体も蝕み、ボロボロになって行きました。

そこで、一旦実家に帰り、正障害手帳を取得し、リハビリに励む毎日となりました。そんな毎日の中で、やはり心の支えとなったのは、友人や仲間たちでした。

僕は次第に勇気が出てきて、社会復帰を誓いました。

大事な友人に会うにも、金が要る。金を稼ぎたい!!そう思いました。

そんな時に、株式会社くじらの河辺社長に出会い、こちらで働かせていただく事になりました。

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